脳梗塞の再発予防と脳ドックの検査

急速に社会の高齢化が進んでいる日本では、脳梗塞を一とする脳血管障害で倒れる方も増加しています。早期の治療によって、幸いにして後遺症がほとんどなかった人でも、再発が心配な人は少なくありません。脳梗塞の再発予防のポイントは、自分で改善可能な危険因子をなくすか減らすことです。

脳梗塞は寝たきりの原因

脳梗塞の主要な原因は動脈硬化ですので、動脈硬化を発症させたり、進行させることを避ける必要があります。高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は動脈硬化を促進させるので、既にこれらの病気がある人は食事療法、運動療法、薬物療法をしっかり取り組まなくてはなりません。メタボリックシンドロームやその予備軍と医師に診断された人は、内臓脂肪を減らすようにしましょう。

生活習慣の改善で大きなウェイトを占めるのが禁煙です。脳梗塞の発症と喫煙は深く関係しており、長年にわたる喫煙習慣がある人は非喫煙者に比べて、脳梗塞の発症リスクは大きく跳ね上がります。ヘビースモカーの人でも3年ほど禁煙を持続すれば、脳梗塞のリスクは低下させることができます。あとは、食生活では食べ好きに注意して肥満を防ぎ、おかずは魚や野菜を中心にバランスよくとります。

手足の痺れや言語のもつれが現れた場合は、脳梗塞や脳出血の前触れの可能性があるので、横浜市の脳ドックでMRIやMRA、頚動脈エコーなどの画像検査を受け、自覚症状のない「隠れ脳梗塞」、小さな動脈瘤、脳腫瘍などがないかを調べてもらうとよいでしょう。脳ドックで異変が見つかった場合には、関連病院や脳神経の専門医を紹介してもらえます。

脳ドックでは、脳梗塞や脳出血などの危険因子となる動脈硬化や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の有無や程度を把握するために、心電図検査や血圧、血糖値、尿検査なども行います。すでにこれらの疾患を持っている方、血縁者に脳血管障害を起こした人は他の健康な人に比べて、脳血管障害の高リスク群に分類されますので、自覚症状がなくても定期的に脳ドックを受診すると早めの対処を行うことが可能です。

ついでに、脳血管障害の治療に使用されるお薬をざっと見てみましょう。ファスジルやニゾフェノンなどのくも膜下出血治療薬は、血管平滑筋の収縮を妨げることにより、くも膜下出血後の血管の収縮を改善させます。頭蓋内出血などで、十分な止血を行っていない患者には禁忌となります。

エダラボンに代表される脳保護薬は虚血時の脳細胞に影響を与える、活性酸素(フリーラジカル)を消去することで、細胞膜脂質の過酸化を防ぎ、脳浮腫や脳血管障害に伴うさまざまな症状を抑えます。副作用としては肝臓に関係の深いAST ALTの検査数値の上昇、吐き気、発熱、急性腎不全などがあります。

フリーラジカルとは、体内に取り込まれた酸素が、電子を受け取って反応性に富んだ状態になったものです。高血圧などの循環器系疾患、腎疾患に関係します。また、細胞膜の不飽和脂肪酸を化酸化することで細胞障害をもたらします。

  


横浜市立大学附属病院(脳神経外科)

脳組織の中に異常細胞が増殖する病気を脳腫瘍といいますが、横浜市立大学附属病院の脳神経外科で扱う対象疾患で一番多いのが、この脳腫瘍で、二番目が脊髄疾患となっています。アメリカ国立衛生研究所で脳虚血研究で留学した経験のある川原教授は頭蓋底腫瘍の手術を中心に豊富な手術経験を有しています。

頭蓋底腫瘍とは、脳の深部である頭蓋底に発生する悪性・良性の腫瘍をいい、アプローチの仕方も特殊な方法が必要となります。つまり、脳腫瘍に到達するために脳に分け入るのではなく、頭蓋底の方向から手術を行います。

同教授の頭蓋底手術で最も多いのが髄膜腫と神経鞘腫でいずれも良性です。ただし、良性といっても、さまざまな血管神経が複雑に絡み合いながら腫瘍と癒着している場合も多く、皮一枚を残して腫瘍を取り除く高度な技術が必要とされますので、安心はできません。

間違えば生命にかかわる危険性もあり、一般的手術では腫瘍自体が完全に取り除けないこともあります。残存部に定位放射線をかける併用療法も、取り残しが大きく意識中枢にかかわる場合は治療選択の余地も失いかねません。

そのような事態に陥らぬように術後の長期観察にも責任を持っています。同科における聴神経腫瘍での聴力温存率は6~7割。悪性腫瘍では耳鼻科領域の進行がんも引き受けます。鼻や耳のがんが脳に接すると脳外科の協力は不可欠となります。完全に撮るには周りの正常組織も切除するアンブロックが有効です。形成外科も加わり、腹部の筋肉を移植して再建術を行います。取り切れれば5年生存率は86%。

脳実質内悪性腫瘍に対しては、最先端の機器を導入し、術前のすべての画像情報と術中ナビゲーションとを統合するシステムを開始。さらに電気刺激で機能確認を行うモニタリングを併用し、機能の温存と腫瘍の最大限の摘出を同時に行うことを可能にしました。

腫瘍を取りきることを目指すだけでなく、何を優先するか患者側の要望を尊重し、視力、聴力などの機能保護と、麻痺を残さないために最大限努力するのが同科のモットー。何年か先に機能障害が出ることが実感しにくいこともあるため、良性腫瘍の患者には10年後を想定して話しをします。患者側が自発的に手術を受けたいというタイミングも川原教授は大事にしています。

  


中華料理の地域や系統による大別

中華街には数多の料理店がありますが、中国料理はその地域や系統によって以下の4つに大別されます。

【北京料理】
黄河流域の北部、華北地方の料理と清代に盛んになった漢・満民族の味覚を取り入れた宮廷料理が合わさったものです。ベースとなっているのは山東料理で、小麦の産地であることから餃子や包子、麺類などの粉食料理が多いのが特徴です。満族によって伝えられた羊肉料理もあります。

【上海料理】
長江(揚子江)下流域の江蘇省、江南地方の料理。古くから「魚米之郷」と呼ばれた土地で、水陸の産物を使った名菜が揃っています。醤油や酢、酒の産地でもあり、調味料をきかせた濃厚な味付けの料理と、素材を活かしたたんぱくな味付けの料理があります。

【広東料理】
広東省や福建省など珠江流域の料理で、「食在広州」といわれる中国料理の代表格です。利用する食材は多様で、点心を楽しむ飲茶もあります。素材の風味を活かしたあっさりした味付けが特徴です。

【四川料理】
長考上流の四川省を中心とした西南地方の料理です。子線盆地の冬の厳しい冷え込みと夏の高温多湿の気候から生み出された麻辣が特徴となっています。しびれるような山椒と唐辛子の辛さに酸味や甘さを加えた重層的なうまみがあります。

  


聖隷横浜病院:女医の子育て支援が充実

2004年に従来の臨床研修医制度が改められて、若手医師は自分の希望する病院を選べるようになりました。地方よりも施設が新しく、症例数が多い都市部を選ぶ傾向が強いのですが、だからといって都市部の病院が医師不足の影響を受けないということにはなりません。どの病院も人材確保に必死なのです。

そんななか、子育て中の女性でも仕事を続けられるようにと、医師のジョブシェアリング制度などを導入した聖隷横浜病院は、「2010にっけい子育て支援大賞」を受賞するなど、働きやすい環境をアピールすることで、若手に人気のない産婦人科などでもしっかりと人材が集まっているようです。

どこかの記事で読んだのですが、20代の医師の3割は女性だそうです。随分時代も変わったなぁ、と思いますが、こうしたバックアップ体制が整っていないと辞めてしまう人が後を立たないそうです。国公立大学の場合、医師一人を養成するのにかかる費用は6000~7000万円くらいだそうです。元は税金なワケですから、途中で辞めずに医療に携わってもらえるようにお願いしたいものです。

全国の医療機関では、家庭と仕事の両立を配慮した勤務時間、保育所やベビーシッターの斡旋など、結婚・出産で退職した医師の復職を支援しようという活動が活発になっています。休職中の女性医師は数年のブランクがあっても、短期間の研修で即戦力となるため、医学部の増員などよりも医師不足に対して即効性が期待できます。